EXOTEC NIHON株式会社

EXOTEC NIHON株式会社 取締役社長 立脇 竜 氏

今回、国際物流総合展INNOVATION EXPOにご出展いただいた目的を教えていただけますか。

非常に多くのお客様に来場いただいていますし、物流・流通関連で当社のお客様となりうる会社が、本当に真剣な目的をもってお越しいただいていますので、そういった意味で参加意義のある展示会だと思っています。

こちら前回(第2回INNOVATION EXPO)もご出展はいただいたのですか。

インテグレーションパートナーを通して出展しました。

前回出展された際の手応えを教えてもらってもよろしいですか。

前回はコロナ禍でしたが、それにも関わらず大変多くの来場者がいらっしゃいました。多くの方に注目いただけているという感じがありましたので、こちらには定期的に出展していきたいなと思っています。

前回の出展については社内外の反響としていかがでしたでしょうか。

来年開催の「国際物流総合展」も含めて、物流の展示会としては日本で一番大きなもので注目度も高く、社内でも展示会に対する意気込みも高いですので、日本の市場としてはこの展示会を中心に考えています。

今回の出展製品で特に来場者の方にご覧いただきたいポイントを教えていただけますか。

Skypodシステム®は、ロボットによって倉庫を自動化していくシステムなのですが、ロボット自体が水平方向に走るのはもちろんのこと、ラックを自ら昇って商品が入ったビンを取ってくるという機構で、本当に唯一無二のユニークなソリューションになっていますので、そこを見ていただきたいです。
また、Exotec®は製品販売のみならず、導入前のコンサルティングから機器の設置、実証試験、運用及び、導入後のメンテナンスまですべてパッケージングで提供しています。メンテナンス体制に関しては、24時間365日、東京、アメリカ、フランスの拠点からリモートでお客様をサポートしています。これは他社との差別化要因になる非常にユニークなビジネスモデルです。
ブースでは、弊社のスタッフと話をしていただいてExotecが提供する真の自動化というものを体験していただきたいと思います。

EXOTEC NIHON株式会社様ブース風景

個人的な興味なのですが、海外の方とのやり取りは日本語で大丈夫なのでしょうか。

日本のコントロールセンターが稼働している時間帯は日本語で大丈夫ですが、稼働時間外は海外のコントロールセンターに接続されますので、基本的には英語になります。
ただ、コンタクトする時は、決まり文句のような定型文があるので、それを言っていただければ、細かいことを言わなくても、オンラインで状況が全て見れていますので、すぐに伝わるようになっています。

英語が苦手な日本人でも大丈夫なのですね。

大丈夫です。自分がオペレーションしているステーションの番号と、「ロボットが止まっている」という定型文があるので、それを言っていただければすぐわかるようになります。

それは心強いですね。特にどんな業種の方にブースを見ていただきたいですか。

特に業種は限定していないのですが、当社のお客様で多いのは、アパレル関連の会社様や3PL企業様です。あとは、小売業です。
食品や医薬品の流通・卸であるとか、その他雑貨など扱われているところが多いです。ビジネススタイルとしては、店舗間配送のBtoB、eコマースをはじめとしたBtoCの両方を対象とし、一つのシステムでどちらにも対応することができるので、そういった意味でも当社のシステムは様々な業種に柔軟に適応します。
物流の様々な課題を抱えているお客様に来ていただければ、それぞれの課題に対する回答をお持ち帰りいただけると思っています。

御社の製品を導入されたクライアントの方でどういった変化とか改善が起きたか教えていただけますか。

当社のお客様としてユニクロブランドを展開するファーストリテイリング様、ヨドバシカメラ様、三井不動産様などに導入いただいています。それぞれに共通しているのが、物流を、自社ビジネスを強化するための主要な要素の1つとして位置づけられており、倉庫の自動化をすることでさらにビジネスを強くするという観点で導入いただいているところです。

EXOTEC NIHON株式会社様ブース風景

ここ20年で物流の立ち位置がすごく細かく多様化されたことで、物流によってビジネスを強くするところに皆さま取り組まれているということなのですね。

そうですね。物流の観点から言えば、より早く、より効率よく、より多くのものをお客様に届けることが中心になってくると思いますし、ExotecのSkypodシステムならそれが実現可能です。
そして、それだけ効率よく、柔軟に対応できるのであれば、新しい形での店舗配送や個別配送であるとか、届いた段ボール箱からそのまま商品を出してすぐに棚入れできるとか、効率化することが、ビジネスの更なる発展に繋がるということに注目する企業が増えています。
当社もただの物流の課題解決ではなく、そういったビジネスを発展させたいお客様をサポートしたいと思っています。

物流によって付加価値を表している、ということなのですね。
質問の内容が変わりまして、御社で行われた営業活動・集客に関してご質問させていただきたいのですが、今回の出展にあたり営業活動、WEBプロモーション、ブース作りで工夫したことはありますか。

時期に合わせて様々な施策を行いました。例えばオンラインのイベントやEメール等でのポテンシャルのあるお客様へのご案内ですとか。あとは、営業活動を通じ、今まさに契約の途中にあるお客様を展示会にお呼びして、実際にシステムを見ていただき、メディアへの露出など市場の反響を含めて体感してもらうといったプロモーションも行いました。
また、コロナ禍が過ぎ、当社はAPACのビジネス拡大に向けて韓国に進出したところなので、韓国のインテグレーションパートナーを呼び、さらには彼らも自身のお客様をこちらに呼んでいただく活動も一緒に行っています。

「展示会」は御社にとって、自社の営業活動やマーケティングの中でどのような位置づけになりますか。

デジタルマーケティングや紙媒体を含め様々な形で展開しています。そのうえで、これらの活動の取りまとめという意味で展示会を位置付けています。
ここで実際に実機を見ていただいて、様々な情報を得ていただき、そこでご納得いただいたうえで、「なるほど、これなら我々のビジネスにちゃんと貢献できるね」というものを体験してもらう場所として、また、情報プロセスをまとめる場所として使っていただきたいです。

EXOTEC NIHON株式会社様ブース風景

展示会に来ていただいて、色々なマーケティングを通じて、お客様に情報を提供していると。

そうですね。様々なデジタルの広告であったり、インタビュー記事であったり、それぞれが独立しているのですが、それを展示会に来ることで全ての情報をまとめてもらう感じです。

最後の質問です。来年、再来年と続いていくこれからの「国際物流総合展」への期待をお聞かせください。

製造業と物流というものは切っても切り離せないものになっています。
様々な業種の方々をできるだけ多く呼んでいただき、物流を強みに変えていくことが重要だと思いますので、そういった意識を持たれている方々をどんどん呼んでいただけると当社の求めているものと合うのかなと思います。それは日本だけでなく、日本を中心としてアジアパシフィックにビジネスを展開していきますので、アジアの近隣の国々からのビジターも含め、「物流でビジネスを変えていくんだ!」というお客様をできるだけ呼んでいただきたいです。

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取締役社長
立脇 竜 氏
EXOTEC NIHON株式会社 取締役社長 立脇 竜 氏
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