株式会社ギークプラス

株式会社ギークプラス 代表取締役 加藤 大和 氏

それでは始めさせていただきます。今回ご出展いただきありがとうございます。

ありがとうございます。

今回、国際物流総合展 INNOVATION EXPOにご出展いただいた目的を教えていただけますか。

2024年問題、人手不足であったりコロナを経て、人々の購買であったり物の流れ方がコロナ前と比べて一気に変わりました。
それらに対して我々新商品を開発しまして、その新商品のお披露目ということと、あとはAGVと組み合わせして完全自動棚卸がかなうウォークスルー型のRFIDゲートなどの他社の製品と連携をしてソリューションを作っていくということ、ただロボット売るのではなくソリューションを構築していくことができるということを皆様にお伝えできればと思い出展しています。

こちらのブース全体でデモンストレーションしてお伝えされていますね。

そうですね。

ちなみに前回、ご出展いただいたということでよろしいでしょうか。

はい。

その際の手ごたえはいかがでしたか。

ものすごく反響がありました。そこから、複数件の成約の実績がでまして。我々もすごく驚いているのと同時に、このエキシビションの集客力とあとは実際に温度感の高い来場者さんたちを集められてる事がすごいと感じます。

反響、社内外ではいかがでしたでしょうか。

まず社内では、やはりこういった場に実際展示物を持ってきて我々一丸となってこれを立ち上げて、お客様に見ていただく。その後に営業がフィードバックをお客様からいただくことを通じて、自分たちがどういうものをご提案したらお客様が喜ぶかを直に感じられるような、そういったインタラクティブの場であることが良いです。あとは社内の営業だけじゃなく立ち上げのメンバーであったりカスタマーサポートのメンバー、システムの構築のメンバーなど、社員が一丸となってこの行事を成功させる事が社内のモチベーションにも、あと部署間の連携にもつながってますね。
社外に関してはやはりどんなプロモーションよりも実際に実機を見ていただいて、ここで生の声を我々が聞ける場にもなりますからやはりすごくいいなと感じます。他の出展社様たちとの交流も実は生まれていて、こういうところで我々のソリューションとすごく相性の良いソリューションを実際に連携しようという話もこういう場で始まっています。

株式会社ギークプラス様ブース風景

ありがとうございます。ちなみに準備は、どのくらい前から始められていらっしゃるのですか。

諸々含めると本当に半年ぐらい前から準備をし始めますね。

まずはどういったことから始められるのでしょうか……。

そうですね。まずはコンセプトメイキングです。あとは商品がたくさんあるのでどれを今一番我々として推すのかということを決めたり、その日本の市場にあったものを提供する必要があるのでその日本のお客様たちとの対話を通じてどこにニーズが一番あるのかということもやはり考えて、出展をどんどん決めていく感じですね。

一つの部署からではなく、他部署からも情報収集、提案していただき、企画し、それをまたフィードバックされるなど、具体的に交流が行われるんですね。

そうですね。やっぱりコールセンターであったり既存でご利用いただいているお客様からの声であったり、あとはプロモーションから得られること、またSNSを通じてコメントをいただくこと、そういったものを総合的に社内で検討し、コンセプトメイキングを進めていきます。

ありがとうございます。今回の出展製品、特にどういった方に見ていただいてますでしょうか。

eコマースが盛んになってきていて、今後eコマースを中心にBtoCのものの動きが活発化します。そのため、事業者さんであればeコマースを強化されたい人もしくは3PL様eコマースの荷物を集めたいお客様たちですね。そういう人たちに向けてこのソリューションを提案し活用していただきたいと思ってます。

ありがとうございます。来場者の方々の業種、お悩み、課題、職種は様々かと思いますが、どういった方に見ていただきたいでしょうか。

やはり荷物を大きく動かすよりも、細かく適正な在庫を適正な場所に持って、すぐにリードタイム短く指定された場所に届けるというニーズが年々高まっています。そのため、コロナ禍でありましたけれども、その物の流れが変わるのと同時に時代であったり状況もどんどん変わっていくので、柔軟性という部分にお客様の目線が行かれてることを感じます。
こういったソリューションは通常であれば大型のマテハンになると固定設備になって、アンカーを打ち込む固定型になります。ただそうなるとやはり時代の変化に伴い固定した設備が合わなくなることがあります。
そのため、こういった根が生えていない、拡張性があって柔軟性があるものに重点が置かれてきております。
またコロナ前まではどちらかというとコストパフォーマンスにお客様の目が行かれていたのですが、コロナ後からは事業の継続性、特に人が雇えない、集まらない反面荷物は増えていく、そういった状況に対してテクノロジーの力を使って事業の継続をしていけるようにと考えると、こういったソリューションが検討上がってくる気がいたします。

株式会社ギークプラス様ブース風景

そうですね。他社様にもお伺いしたところ、付加価値を与えられる物流を行わないと、今後難しくなるとおっしゃっていました。

はい。

重複となりますが、サプライチェーンや物流業務の中に御社の製品を導入されると、どのようなメリット・改善が期待できるのでしょうか。

まずこのPopPickという新しい商品に関しては、今までAS/RSであったり大型な自動走行を検討してた人たちが、やはり30年先のビジネスを見越して固定型の設備を入れるのはちょっと非現実的だと感じます。やっぱりコロナによって世の中ガラッと変わってしまいました。
そのため、なるべく柔軟性を持たせたいし、コストパフォーマンスもよい、なるべく短期で回収ができるものを求めるお客様たちが商品の対象になってます。
我々が通常販売している棚搬送は、は今までマニュアル作業をしていて、より生産性を上げたい方に好評いただくようなので、同じAGVのソリューションでも、お客様層が少し異なると感じています。

簡単に商品のご紹介をいただいてもよろしいですか。

こちらはですねAGV、ルンバのようなロボットが棚の下に潜り込んで棚を持ち上げてピッカーであったり、作業する人の目の前までその商品や棚を持っていくスキームですね。棚の高さは3.9mに設定しています。理由は、日本は防火シャッター、防火区画があるので、防火シャッターが4mの高さから降りてきますから、その4mの下をギリギリ通過できる設計にしてます。

質問の内容が変わるのですが、今回の出展に当たって、営業活動、WEBプロモーション、ブース作りなどで工夫されたことはありますか。

実稼働事例をしっかりと伝えられるように、こういったポップを出して実際に稼働現場が立ち上がっていることをお伝えしたり、また日本国内だけではなく海外の事例もビジュアルでお見せし、これまでに実績があることをベースに皆さんにデモンストレーションをお見せできるようにしています。

日本だけでなく世界でも展示会が行われていますが、展示会は御社の営業活動・マーケティングの中でどういった位置づけになりますか。

1番リアルにお客様と繋がれるメディア、媒体だと思っています。やはり、実際に見ていただかないとなかなか体感されないと思います。動画であったり絵で見るだけでは、実際の効果や迫力は伝わらないので、こういった機会は貴重だと思ってます。

株式会社ギークプラス様ブース風景

確かに動く様子だけでなく、重さや振動、音など、やはり実際に見てみないとイメージが付きにくいですよね。

そうですね。

自社の商品がどのような機械で運ばれるのか、またどのようにお客様の商品を運ぶのかを、こういった場所でお客様が具体的にご自身のビジネスと重ね合わせていただく空間、時間を作れる、そういったことですね。

そうですね。おっしゃる通りです。

残り二つになりますが、今回ご出展にあたりまして事務局でもサポートさせていただきましたが、そちらはいかがでしたでしょうか。

素晴らしいサポートだと思います。展示前からもかなり来場者を集客するために活動もされてましたし、あと我々のケアも定期的に連絡をいただいてしっかりとオリエンテーションいただいたりですとか、必要なサポートは提供いただいてる。すごく感謝してます。

最後にこれからの国際物流総合展に期待されることをお聞かせいただけますか。

やはり、ただ単に展示をして見てもらうというよりかは、お客様や社員、またコンペティター、競合のパートナーとのインタラクションが大切だと思います。やはりこの展示会全体でこの産業自体を活性化していく、新しい課題をみんなで解決していくことが市場にも期待されているし、我々も行わなければならないことだと思っているので、すごくこういった場には期待もしてますし効果も得られてます。

これだけ人が集まってくると、今どんな課題があるのか、出展者様がこれからソリューションとして何をしなければいけないのか、自分たちのサービスの中で何ができるのか、といったことがこの展示会の中でよりクリアになってくる。そこを目指すことにビジョンがあるんですね。

そうですね。ありがとうございます。

株式会社ギークプラス
代表取締役
加藤 大和 氏
株式会社ギークプラス 代表取締役 加藤 大和 氏
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