委員長挨拶

開催のごあいさつ

長期化が続いている原材料・燃料等の価格上昇は、我が国の景気のみならず、我々の日常生活へも大きく影響しております。また、産業界全体の大きな動きとして2024年4月1日を起点とした「物流の2024年問題」への対応が喫緊の課題となっております。試算によると、2024年まで何も対策の手を打たなかった場合、我が国全体で不足すると見込まれる営業用トラックの輸送能力は、トンベースで2019年度比14.3%減、2030年には34.1%減ともいわれています。

このような状況に鑑み、2023年6月に、我が国の物流の革新に関する関係閣僚会議から「物流革新に向けた政策パッケージ」が公表されました。また、10月には2030年度の輸送力不足解消に向けた施策の前倒しを図るべく、「物流革新緊急パッケージ」も公表されました。“物流クライシス”とも表現される状況を乗り越え、わが国において持続可能な物流の未来を実現するためには、業種、業態の垣根を超えた企業間連携・協調が不可欠です。“いま”こそ、産業界における物流の構造や働き方を変革する契機であると考えています。

このような状況のもと、新たなビジネスを生み出す場、課題解決の場として、アジア最大級の物流・ロジスティクスに関する総合展示会「国際物流総合展2024 Logis-Tech Tokyo 2024」を、2024年9月10日(火)から13日(金)までの4日間、東京ビッグサイト(東京国際展示場)において開催する運びとなりました。

今回で16回目の開催となる本展示会では、「持続可能な道、物流の明日を育む」というテーマのもと、最新の物流システム機器や情報システム、サービス等ハードとソフトが集結するとともに、国内外の物流・ロジスティクス関係者が一堂に会し、活発な技術交流、ビジネス交流が行われ、様々な経営上の課題解決や業務改革の方策を得ることができる場となると確信しております。

本展を山積する課題の解決を推進する展示会と位置付け、産業界をあげて持続可能な発展に向けた歩みを進めるべく、関係各位の積極的なご出展・ご参加を賜りますようお願い申しあげます。

国際物流総合展 2024
実行委員会 委員長

株式会社 ダイフク
取締役 常務執行役員
イントラロジスティクス事業部門長

信田浩志
信田浩志氏

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